和歌山でデイサービスを利用するという選択
和歌山で介護をしている皆さん、日々のサポートお疲れさまです。私も地元で長年デイサービスに携わってきた介護職員の一人として、その大変さと同時に、地域に根差した介護サービスのありがたさを日々感じています。この記事では、和歌山におけるデイサービスの特徴や、私自身が現場で感じたことなどを交えて、少しでも介護に関わる皆さまのヒントになればと思い、お話ししていきます。
和歌山のデイサービス事情とその魅力
「デイサービス」と一口に言っても、実はその中身はとても多様です。和歌山にもこうしたサービスを提供する施設が市内から山間部まで数多くあります。家庭的な雰囲気を大切にしているところも多く、地域ならではの人との距離感がやさしい空気を作ってくれています。
私が勤めていたところでも、利用者さんの性格や体調に応じてプログラムを工夫したり、季節の行事や外出レクを企画したりして、毎日が単調にならないようにしていました。料理や工作など、その人の得意分野を活かす場面も多く、やりがいや自信を感じていただけるのも魅力です。会話や笑顔が増えると、私たちスタッフもうれしくなります。
通うことで変わる心と体のリズム
「デイサービスに通うこと自体が、生活のリズムになる」ということを現場でよく感じていました。朝きちんと起きて、身支度をして出かけるというだけでも、心身の機能を維持するうえで大切です。
和歌山のように、自然も多く穏やかな地域では、外出の機会が限られがちです。定期的に人と会い、話す時間が「自分らしさ」を取り戻すきっかけになります。ときにはちょっとした世間話が、心の張り合いになることもあるんですよね。家でじっとしているより、誰かと話すことで気持ちも前向きになります。
介護の支えとしてのデイサービス活用を
とても印象に残っているのは、ある利用者さんから「ここに来てなかったら、たぶん一日誰とも話さずに終わってた」という言葉をもらったときです。介護の仕事は大変ですが、そんな一言で「やっていて良かった」と感じられる瞬間があります。
和歌山の地域性もあり、ご近所感覚で話せるようなアットホームな雰囲気を大事にしている施設が多いように思います。利用者さんの「ここに来るのが楽しみ」という気持ちは、ご家族にとっても大きな安心材料になります。無理をしすぎず、周りの手を借りながら、日々を少しでも明るく過ごしていけたらと思います。介護の毎日に、ほんの少しのゆとりを持つきっかけとして、デイサービスが役立つといいですね。