菊池市の甘いさつまいもを買うなら

熊本県の北部、阿蘇外輪山のふもとに広がる「菊池渓谷」は、まるで時間がゆっくり流れているような静けさと澄んだ空気に包まれた癒しの場所です。
そんな自然豊かな地で育つさつまいもは、まさに大地の恵みそのもの。
菊池市のさつまいもは、とにかく甘い。
なかでも「紅はるか」や「シルクスイート」といった人気品種は、糖度の高さとねっとりとした食感で“スイーツみたい”と評されるほど。
掘りたてを食べるのではなく、じっくり熟成させることで、より一層甘さが引き立つのもこの地域ならではのこだわりです。
菊池の風土と農家さんの手間ひまが、さつまいもをただの野菜ではなく“ごちそう”にしてくれているんです。

菊池市のさつまいもを購入するなら

地元でさつまいもを手に入れるなら、道の駅「七城メロンドーム」はまず外せません。
名前に“メロン”がついているけれど、秋になると店頭にはずらりと立派なさつまいもが並びます。
もうひとつのおすすめは「きくち観光物産館」。
ここには地元の農家さんが丹精込めて育てた旬の野菜が集まり、時には希少な品種にも出会えるチャンスもあります。
遠方の人には、ネット通販やふるさと納税での取り寄せも人気。
わざわざ現地に行かずとも、あの濃密な甘さが自宅に届くなんて、ちょっと贅沢な気分になります。

甘いさつまいもは高級品?

スーパーで見かける普通のさつまいもとはひと味違う、菊池市の“甘いさつまいも”。
じつは、これが意外と高級品だったりします。
たとえば、糖度40度超えの「紅はるか」。
見た目が整っていて、ずっしり重く、しかも無農薬や有機栽培とくれば、お値段もそれなり。
けれど、焼き芋にすれば蜜があふれるような濃厚さで、「もはやデザート」とうなる人も少なくありません。
贈答用としても人気で、お歳暮シーズンには予約が殺到することも。

上等なさつまいもを選ぶには

せっかくなら“上等な一本”を選びたい。
そんなときに見てほしいのが、まず「皮の張り」。
シワがなく、ふっくらとしたフォルムのものは、中までしっとり甘さが詰まっています。
さらに、「熟成○○日」などの表示があれば要チェック。
時間をかけて糖度を引き出した証です。
断面が濃い黄色やオレンジ色を帯びていて、カットすると香りがふわっと広がるものは、まさに当たり。
菊池市のさつまいもは、ただ甘いだけじゃない。
それを見つける時間もまた、味わい深いのです。